アミノ酸系洗浄成分とは?
よくアミノ酸系の洗浄成分という表現を目にすることはありませんか?
アミノ酸系の洗浄成分が使われているシャンプーをアミノ酸系シャンプーと呼んだりします。
まず洗浄成分と呼ばれる成分は界面活性剤のことで、
界面活性剤には本来は混ざり合うことのない水と油を混ぜ合わせる機能があります。
これによって頭皮の皮脂汚れなどを洗い流すことができるようになります。
その界面活性剤にはたくさんの種類があります。
一番有名なのがラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった硫酸系洗浄成分と呼ばれる成分です。
洗浄力や脱脂力が高く頭皮や髪に刺激が強いことで知られています。
それ以外にもラウラミドプロピルベタインなど語尾がベタインとなっているベタイン系の洗浄成分やデシルグルコシドなど語尾がグルコシドになっているグルコシド系の洗浄成分などがあり、その中の一つとして、アミノ酸系の洗浄成分があります。
ココイルグルタミン酸TEAとかココイルアラニンTEAやラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルサルコシンTEAなどがあります。
グルタミン酸とかアラニンとかサルコシンというのがアミノ酸なのでそういったアミノ酸成分を使って作られている洗浄成分です。
アミノ酸系洗浄成分全てが良いわけではない
例えば、先ほどのラウロイルサルコシンTEAはアミノ酸系ではありますが、旧表示指定成分でもある刺激の強い成分です。
アミノ酸系洗浄成分は低刺激でマイルドなものが多いですが、全部ではないということ、アミノ酸系以外の洗浄成分でもベタイン系やタウリン系、グルコシド系などの頭皮や髪に優しい洗浄成分はあるということは知っておいてほしいと思います。
石鹸系洗浄成分と言われるラウレス‐4カルボン酸Naやラウレス-4酢酸Naなども刺激が少なく、マイルドだけどしっかり洗浄してくれる洗浄成分となっています。