オーガニックシャンプーは優しいということではない
無添加シャンプーと同じようにオーガニックシャンプーもよく誤解されやすい傾向があります。
オーガニックと聞くとなんだか頭皮や髪に優しい成分で作られていそうな気がしませんか?
オーガニックというのは日本語では「有機栽培」を意味しますが、
無農薬とかで育てた作物などをオーガニックと呼んでいます。
オーガニックのマークってありますよね。
色んな国の色んな機関があるわけですが、
オーガニック認証を得るには、それぞれの機関で定められた基準をクリアして認められる必要があります。
だからこそオーガニック認証を受けるとある基準をクリアした品質であるということになります。
オーガニックシャンプーの場合、シャンプー自体がオーガニック認証を得ることはありません。
オーガニック認証を受けた成分を配合している場合にオーガニックシャンプーと呼んでいる訳です。
つまり、無添加シャンプーの無添加の対象となる成分が1つでも複数でも同じように無添加シャンプーと呼ぶのと同じく、オーガニック認証成分が1つでも配合されていればオーガニックシャンプーと謳えますし、成分のほとんどがオーガニック認証成分を使っていてもオーガニックシャンプーです。
オーガニックシャンプーといってもその内容にはかなりの差があります。
オーガニックシャンプーが頭皮や髪に優しいかどうかについても、
まず、オーガニック認証成分の配合数がどれくらいかという問題もありますが、
それ以前にいくら良い成分であっても肌に合わないものは合いませんし、
オーガニック認証を受けているからといってお肌に負担を与えないかどうかには関係ありません。
例えばただのホホバオイルなのかオーガニックホホバオイルなのかは品質の問題であってホホバオイルであることに変わりはありません。
高品質であることは良いことなのですが、シャンプーとして成分全体を見た時に頭皮や髪に優しいかどうかが大切であり、30個の成分の中に1個だけオーガニック成分が使われていたとしても、それ以外の29成分の中に頭皮や髪への負担となる成分があれば、それは髪や頭皮に優しいシャンプーではないということになります。
オーガニック認証成分の数を見る!
オーガニックシャンプーを選ぶ際には、どれだけのオーガニック認証成分が使われているかをまず確認しましょう。
海外オーガニックブランドなどではオーガニック成分の配合率が記載されているメーカーもあります。日本では見たことがありませんが、日本もそうなっていくべきだと思います。
そして、オーガニック認証成分の数だけでなく、
成分そのものが髪や頭皮への負担が少ないものなのかも確認することをおすすめします。
もちろんオーガニック認証成分以外の配合されている成分も確認しましょう。
使われている成分全体を見て、そのシャンプーが頭皮や髪にとって優しいものなのかどうかを判断することがとても大切です。